ガザ地区:巡回医療及び救急法講習事業

JADE-緊急開発支援機構では2017年6月より、パレスチナ・ガザ 巡回医療及び救急法講習事業を実施しております。6ヶ月間の事業期間中、2014年の紛争で甚大な被害を受けた地域において、15,000人以上の住人に基礎医療を、また120人の若者を対象に救急法講習を実施いたします。

 

2017年8月末までに既に10,210人の人々が基礎医療(障がい者へのリハビリ含む)を受け、20人が救急法講習を修了しています。現地では電力の極端な不足に加え、パレスチナ政府とガザを実効支配するハマスとの対立から、医薬品の供給や急を要する患者の域外治療が制限されており、医療を取り巻く環境はますます深刻になりつつあります。

 

JADEはこうした危機的状況を軽減するため、ジャパン・プラットフォームの協力を得て本事業を実施しております。

 

*本事業は特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF) のご支援により実施されております。JPFの取り組みに関するより詳しい情報はこちらのウェブサイトをご覧ください。

 

写真 医薬品を処方する薬剤師 (ガザ市近郊にて)