巡回医療を18年2月まで延長します

JADE-緊急開発支援機構ではパレスチナ自治区ガザ地区において、2014年の紛争で甚大な被害を受けた地域で巡回医療を実施しております。当初17年12月までの計画でしたが、現地における医療ニーズが依然として高いことから、18年2月まで延長することを決定いたしました。

 

当団体の巡回医療では2017年6月〜10月末までの間に16,898人の住人を診察し、治療、医学検査を行うとともに、障がいのある方へのリハビリも行っております。ガザ地区では電力供給が一日あたり数時間程度しか行われず、燃料不足などから寒さに対する対策も十分ではありません。雨季に入った同地区では下水が道路にあふれ、そのまま海へと流れ込み、汚染の原因ともなっています。こうした劣悪な生活環境と先の見えない生活によるストレスから体調を崩す人が増えています。

 

当団体は来年2月までの期間で2万人の人々へ無料で医師による診察や医薬品を提供し、住人の健康状態が改善するよう努めています。

 

*本事業は特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF) のご支援により実施されております。JPFの取り組みに関するより詳しい情報はこちらのウェブサイトをご覧ください。

 

写真 血圧を測る男性 (2017年10月 ガザ地区にて)